初めまして。
競馬を始めて間もない人の中には" どうやって予想すればいいのかわからない "という人も多いと思います。私も競馬を始めた頃はそうでした。
競馬新聞を見てもよくわからず、結局新聞の印をマネするだけ・・・という感じです。
「新聞の印をマネするだけでは面白くない」と思う人もいるでしょうし、満足できない人もいるでしょう。なので、このブログでは競馬予想法の一例を書いていきます。
競馬の予想方法は千差万別で、ここに書いてあることはあくまで私のやり方です。納得できるなら参考にしてもいいですし、納得できないなら参考にしなくてもかまいません。



1.展開を予想する
予想の基本ですね。各馬の位置取り、ペース等を予想するのは重要なことです。展開を読むことで穴馬を見つけることもできます。
しかし、レース展開を完璧に読むのはかなり難しいです。予想していた展開と全然違う、ということも多々あります。
展開予想が外れるのは仕方のないことですが、展開にヤマを張るということは大切なことです
前残りと予想したなら前に行きそうな馬を中心に予想を組み立てるべきですし、前崩れと読んだなら後ろから行きそうな馬を中心に予想を組み立てるべきです。最低限、ペースがどのくらいになるのかは予想したほうがいいでしょう。
各馬の位置取りを予想する際、新聞に載っている通過順位(④⑤④みたいなやつ)だけで判断してはいけません。なぜなら、各レースにおけるペースというのはバラバラなので今回のレースでも前走と同じ位置につけられるとは限らないからです。
2012年2月25日中山12Rを例にして説明します。
このレースの出馬表を見ると、13番のマイヨールが近4走で全て逃げています。パッと見るとこの馬が逃げそうなのですが(逃げると思われていたから2番人気だったんでしょう)、この馬の近3走の最初の3Fの通過ラップを見るとそれぞれ35.9、34.6、34.4です。一番速いのが34.4ですね。
他の出走馬を見ると、11番のスマイルバラッドが3走前に短距離で逃げています。この馬の中山でのラップを調べてみると、7走前に中山芝1200を走っておりそのときの3Fの通過ラップは33.5です。
距離や馬場などが違うのでこの数字通りに通過するとは限りませんが、33.5のラップで走る馬がいるならば34.4のラップの馬が逃げられないということは想像できるはずです。さらにレース映像を見てみると、マイヨールの34.4もスマイルバラッドの33.5もテンで押して行ってのものです。これを見れば、13番のマイヨールが逃げられないということに確信が持てます。
このように、前走の位置取りと今回のレースでの位置取りが違うことも多々あります。より正確な位置取りを予想したいならラップを調べたり、レース映像を確認する必要があります
全ての馬のラップを調べたりレース映像をチェックするのは大変なので、必ずしもやる必要はないと思います。しかし、逃げ馬を買うときや未勝利戦の展開を予想するときはある程度調べた方がいいでしょう。


2.馬場状態を把握する
競馬予想における重要なファクターです。
レース当日の馬場状態はチェックしたほうがいいでしょう。
その日に行われたレースの各馬が通ったコースを確認すれば、どのような馬場状態なのかを大まかに判断することができるはずです。
馬場状態は主に次のように分類できると思います。

内外差なし
内有利・逃げ先行有利
外有利・差し有利

人気薄馬の逃げ切りが多発したり、内を通った馬ばかりが上位に来ている場合は②と判断できます。スローペースでも外差しがバンバン決まったりしている場合は③と判断できます。
②のときは多少能力が劣っていても、逃げ馬・内枠の先行馬などを中心に予想しましょう。
③の場合は騎手が内を開けてレースをすることも多いので、外枠の差し馬を買えばいいというわけではないです。この馬場状態での予想は難しいです(個人的に)。
馬場状態はメモしておくといいでしょう。その後の予想で役に立ちます。


3.各馬の近走のレース内容を把握する

これは、馬の能力を大まかに把握するために行います。
馬によって得意なペースや、得意な馬場状態があります。馬群で揉まれるが苦手な馬や、砂を被ると能力を発揮できない馬などもいます。各馬の特徴を全て把握するには相当な努力と時間が必要です。なので、馬の特徴に関しては把握できる範囲だけを知っておけばいいと思います。
ここでは、私がやっている方法を書きます。この方法で馬の能力を完璧に把握することはできないと思いますが、危険な人気馬を見つけたりするには役立つかもしれません。

競馬の基本としてスローペースは先行有利、ハイペースは差し有利と言われています。スローペースと言っても上がり勝負になることもありますし、瞬発力のない馬はハイペースを先行したほうが好走したりするので一概にこれが正しいとは言えません。しかし、スローペースの場合は前にいるに越したことはないというのは確かだと思います。
前置きはこれくらいにして、私が弱い・強いと思うレース内容の例を挙げます。まずは弱いと思うレース内容から挙げていきます。


弱いレース内容の例
前残りのレースで逃げたor先行していた。
ハイペースの前崩れのレースで後方を追走していた。

ラチ沿いをロスなく回っていた(特に内有利な場合)


①②はいわゆる展開に恵まれた、というやつです。①はスローペースの場合が多いですが、ミドルペースの場合でも直線に入った時点で後続を数馬身離して逃げた場合などはこれに該当します。とにかく、レース映像とラップを見れば大体わかると思います。
③はそのままです。これもレース映像を見ればわかると思います。特に内有利な馬場をスローペースで逃げて勝ってきた馬が人気になっている場合などは要注意です。


強いレース内容の例
前残りのレースを追い込んだ。

外々を回っていた(特に内有利な場合)
不利を受けた(直線で前がカベになった等)


①は展開が向かなかったのに好走したパターンです。
②は距離損があったということです。特に内有利な馬場で外々を回って上位に来た馬は相当強いと判断します。

③はそのままです。レース映像でチェックしましょう。

レース内容だけでなく、戦ってきた相手やレースレベルもチェックします。これらのレース内容と戦ってきた相手から各馬の能力を判断します。同じレースに出走していた馬などは比較がしやすいです。


各コースにおける平均ラップをまとめているサイトがあるので、ペースの基準がわからない人はそこを参考にするといいでしょう(ネットで調べれば出てきます)。
予想の手順は次のようになります。

展開を予想する
    ↓
展開が向きそうな馬をピックアップする(例えば、スローペースになりそうなら前に行きそうな馬を)
    ↓
ピックアップした馬の近走のレース内容・戦ってきた相手をチェックする。
    ↓
レース内容の強い馬or強い相手と互角に走ってきた馬を本命にする。


大まかに言うとこんな感じです。もちろん馬場状態も考慮します。
長々と書いてきましたが、この予想法は一例です。
色々な予想法を試していけば、自分の納得する予想法が見つかると思います。ぜひ自分に合った予想を見つけてみてください。

私の予想は「シンプル馬券予想」というブログ
で公開しています。よかったら覗いてみてください。